はじめての感電対策【初級編】
~知らないと怖い!感電のリスクと身を守る方法~
私たちのまわりには、たくさんの電気製品があります。とても便利な反面、正しく使わないと「感電」の危険性があることをご存じですか?
ここでは、感電の基本や、日常生活で気をつけたいポイントをやさしく解説します。
■ 感電ってなに?
**感電(かんでん)**とは、体に電気が流れてしまうことです。たとえわずかな電流でも、しびれたり、筋肉が勝手に動いたり、場合によっては命に関わることもあります。
■ 感電するとどうなるの?
感電の強さや長さによって、次のような症状が出ることがあります:
電流の強さ | 主な症状 |
---|---|
1mA以下 | ピリッとくる程度 |
1~10mA | 非常に痛い・しびれる |
10~20mA | 筋肉がけいれん、手が離れない |
20mA以上 | 心臓が止まる危険がある |
※乾いた手より、濡れた手や湿った場所の方が電気が流れやすく、感電しやすくなります。
■ 感電しやすいシチュエーション
- 濡れた手でコンセントを抜き差ししたとき
- お風呂場やキッチンなど、水のある場所で電気製品を使ったとき
- 断線しているコードをそのまま使ってしまったとき
- 無理に電気製品を修理しようとしたとき
■ 感電を防ぐためにできること(初級編)
✅ 濡れた手で電気製品を触らない
→ 水があると電気が流れやすくなります。
✅ コードやコンセントが壊れていたら使わない
→ ひび割れや焦げたあとがあると危険です。
✅ お風呂・洗面所でのスマホの充電はNG!
→ 水場での充電は、感電の原因になります。
✅ 電気製品の修理はプロに任せる
→ 自分で分解・修理しないようにしましょう。
✅ 漏電ブレーカーがあるかチェック
→ 古い家電や設備でも、安全対策をしておくと安心です。
一般的なブレーカーと漏電ブレーカーは違いますのでしっかりと調べることが大事です。
■ もし感電してしまったら
- まずは電源を切る(触れている人がいる場合は無理に引きはがさない)
- 119番に連絡し、救急車を呼ぶ
- 意識や呼吸がなければ心肺蘇生を行う
■ おわりに
感電は、ちょっとした不注意で誰にでも起こる可能性があります。
でも、**「触る前に手を拭く」「壊れたら使わない」**など、基本的なルールを守るだけで事故はぐっと減らせます。
電気製品、電気回路の点検は定期的に実施することをお勧めします。